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プラスチックカトラリーが有料化へ|エコ素材導入のメリット・デメリットとおすすめ商品を紹介!

プラスチックカトラリー

なぜプラスチックカトラリーが有料化になるのか

プラスチックは利便性が高く、その使いやすさから、製品などに幅広く使われていて、現代社会にとって必要不可欠となっています。

しかし、海洋プラスチックごみ問題や地球温暖化問題などがあり、『プラスチック資源循環促進法』が成立されました。

この法案で、飲食店やコンビニエンスストアで無料で配られているプラスチック製のカトラリーの有料化が求められています。

プラスチック資源循環促進法の成立

2021年6月4日に新しい法律として『プラスチック資源循環促進法』が成立しました。

これは、海洋プラスチックごみ問題や地球温暖化問題などへの対応を目的としたもので、プラスチック製品の設計から廃棄までに関連する事業所や自治体が対象になっています。

簡単にまとめると、プラスチックを扱う事業所や自治体が「3R+Renewable(持続可能な資源)」を意識した取り組みをする仕組み作りの法律になります。

「3R+Renewable」は、貴重な資源を循環させて持続可能な社会を目指すことです。


Reduce ごみの発生を減らす
Reuse 使い捨てにせず、繰り返し使う
Recycle 貴重な資源として再利用する
Renewable 再生可能な資源に置き換える

有料化の対象となる12製品

有料化の対象となる製品は全部で12種類あり、食品容器に該当する商品は全5品あります。


主な提供先 該当商品
コンビニやスーパー・カフェなど フォーク・スプーン・ナイフ・マドラー・ストロー
ホテルや旅館など ヘアブラシ・くし・かみそり・シャワー用のキャップ・歯ブラシ
クリーニング店 ハンガー・衣類用のカバー

使い捨てカトラリーの主な種類と材質

プラスチック


プラスチックは、成形しやすく、軽くて丈夫なため非常に便利な素材です。
しかし最近では、海に流れた廃棄物による海洋プラスチックごみ問題、化石原料を燃やすことによる地球温暖化などの大きな社会問題の元となっています。

バイオプラスチック

「バイオマスプラスチック」と「生分解性プラスチック」の総称をバイオプラスチックと呼びます。

バイオマスプラスチック

バイオマスプラスチックとは「再生可能な生物由来の資源を原料にした」プラスチックで、見た目は通常のプラスチックと変わりません。

生物由来の原料といっても、実際にはトウモロコシや、サトウキビ、トウゴマなど、大部分の製品が植物の「非可食部分」から作られています。

再生可能のため、石油資源のように枯渇することがなく、さらに地球温暖化の原因とされる二酸化炭素の排出も抑えることができます。

これは、原材料の植物が、育成過程の光合成により二酸化炭素を吸収するためです。

生分解性プラスチック

生分解性プラスチックとは、使用中は通常のプラスチックと同じ機能を持ち、使用後には『一定の条件』の下で分解されて、最終的に水と二酸化炭素に分解されて自然に還るプラスチックです。

原料にはトウモロコシなどのでんぷんから合成されるポリ乳酸などが使われています。


木目や材色の濃淡が自然のまま活かされた温かみのあるのが特徴です。


加工が容易で、用途や形に合わせてさまざまな形状できるのが特徴です。

バガス


バガスとは、さとうきびを搾った後に残る搾りかすのことで、全世界で年間1億トン以上発生しています。

主にボイラー燃料、飼料原料、農業堆肥として有効利用されていますが余剰分は廃棄されています。


竹はアジアを中心に豊富に自生しており、生命力が強く、成長速度が早いので枯渇する心配の少ない植物です。

【素材別】エコなカトラリーを導入するメリット・デメリット

バイオマスプラスチック素材のカトラリー

【メリット】
・強度に優れている
・耐油・耐水性が高く、通常のプラスチックとほぼ変わらない性能が期待できる

【デメリット】
・通常のプラスチックと見た目の違いがあまりない
・環境にやさしいことが消費者に伝わりにくい

生分解性プラスチック素材のカトラリー

【メリット】
・強度に優れている
・耐油・耐水性が高く、通常のプラスチックとほぼ変わらない性能が期待できる

【デメリット】
・通常のプラスチックと見た目の違いがあまりない
・環境にやさしいことが消費者に伝わりにくい

木製のカトラリー

【メリット】
・環境への配慮が消費者に一目で伝わる
・熱伝導性が低く、やけどのリスクを抑えられる

【デメリット】
・長時間使用すると変形する場合がある
・温度の変化や湿度・乾燥に弱く、バックヤードでの取り扱いに注意が必要

紙製のカトラリー

【メリット】
・軽くてバックヤードでかさばらない
・環境への配慮が消費者に一目で伝わる

【デメリット】
・耐油性・耐水性が低い
・耐久性が弱いため、固さのある食品に不向き

バガス製のカトラリー

【メリット】
・頑丈で耐油性・耐水性に優れている
・熱伝導性が低く、やけどのリスクを抑えられる
・環境への配慮が消費者に一目で伝わる

【デメリット】
・コストが高い
・バガスがまだ周知されていない

竹製のカトラリー

【メリット】
・耐水性がある(約72時間)
・竹の香りを感じられる

【デメリット】
・商品によっては耐油性が低い
・比較的コストが高い

エコ容器と一緒に!おすすめのカトラリーを紹介

BBカトラリー スプーン 単袋入り


BBカトラリー スプーン 単袋入り

サトウキビの搾りかすであるバガスから作られてたスプーンです。
耐油性・耐水性が高く頑丈な作りとなっています。

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テイクアウト用木製スプーン 140mm 100本入


テイクアウト用木製スプーン 140mm 100本入

丸みを帯びた手に馴染みやすい木製スプーンです。
長さが140mmあるため、子どもから大人までしっかりと握ることができます。

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PS CPLAスプーン155 黒 単袋入【weeco】


PS CPLAスプーン155 黒 単袋入【weeco】

トウモコロシ由来の原料を使用した環境対応型のカトラリー。
マットな質感で、スタイリッシュなデザインとなっています。

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エコカトラリー フォーク(大)50本


エコカトラリー フォーク(大)50本

環境に優しい竹製のフォークです。断熱性が高く、熱い食べ物や冷たいアイスなどに最適です。

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BBカトラリー フォーク 単袋入り


BBカトラリー フォーク 単袋入り

サトウキビの搾りかすであるバガスから作られてたフォークです。
耐油性・耐水性が高く頑丈な作りとなっています。

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バイオプラフォーク160ナチュラル 単袋


バイオプラフォーク160ナチュラル 単袋

植物由来樹脂を25%以上配合させた、環境に配慮したバイオマスプラスチック製フォークです。

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木製 ウッドマドラー140 バラ


木製 ウッドマドラー140 バラ

環境に配慮した木製のマドラーです。長さが140mmあるためコップに入れてもしっかりと持つことができます。

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PS紙ストロー 6Φ×210mm 黒(袋入)【weeco】


PS紙ストロー 6Φ×210mm 黒(袋入)【weeco】

プラスチックストローからの切り替えにおすすめの100%紙製ストロー。本体も包装も紙製で個包装のため環境に優しく衛生的な商品です。白・黒・未晒の3色展開。Plastics Smart(プラスチックスマート)参加商品です。

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竹製ストローΦ6mm平口 単袋入り(小箱)


竹製ストローΦ6mm平口 単袋入り(小箱)

成長が早く環境に優しい竹製のストローです。プラスチックストローからの切り替えにおすすめです。

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プラスチックカトラリーの有料化前にエコ素材に切り替えましょう!

プラスチック資源循環促進法の成立でプラスチックカトラリーが有料化されます。

プラスチック製は丈夫で軽く、導入コストも安いためとても便利です。

しかし、海洋へ流れ出たプラスチックごみで起きる問題や、年々気温が上がり続けている地球温暖化問題などの原因とも言われており、最近ではエシカル消費や環境に配慮した考えの方も増えてきて、世界的にも脱プラスチックが加速しています。

この機会に環境に優しいカトラリーを導入してみてはいかがでしょうか。




この記事を書いた人

松井 誠一郎(まつい せいいちろう)

松井 誠一郎(まつい せいいちろう)

2020年折兼に入社。
EC事業部にてキャンペーンやセールなどの企画を担当しています。
折兼入社前は医療機器メーカーで営業を担当。
食品包装資材については日々勉強中ですが、お客様のお悩みを解消できる記事を執筆できるよう、精進してまいります!

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