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エコなデリバリー容器を選ぶメリットとは?おすすめの商品も紹介!

いろいろなエコデリバリー容器

デリバリー容器には用途に合わせたたくさんの種類があります。なかでもエコな素材を使用した容器は、環境問題などの観点から近年注目を集めるようになりました。

本記事では、デリバリー容器で環境に配慮した製品が注目を集めるようになった背景やエコな容器を選ぶメリット、おすすめの商品を紹介します。

エコなデリバリー容器の需要が高まっている

近年リモートワークの普及や外出・外食を避ける傾向が強まったことにより、デリバリーの利用やテイクアウトの需要が高まっています。それに伴いデリバリーに使用される容器はプラスチック製のものが多い傾向にありましたが、環境問題を意識したエコなデリバリー容器注目が集まるようになりました。その背景には、環境に影響を与えるプラスチックゴミを削減しようという意識の高まりがあります。

プラスチックゴミが環境に与える影響は海洋汚染などの形で現れ、世界的な課題とされるようになりました。日本でも家庭などにおける大量のプラスチックゴミが問題視され、2020年7月からレジ袋が有料になるなどプラスチックゴミ削減に向けた動きが広がっています。

こうした環境への配慮の観点から、プラスチックを使用しないエコなデリバリー容器の需要が増加しているのです。また環境に配慮した容器でのデリバリーは、その企業がエコやサステナブルに賛同していることをアピールする材料にもなります。

エコなデリバリー容器を選ぶメリット


クラフトのテイクアウト容器

環境に配慮したデリバリー容器を選ぶメリットは以下のようなものがあります。

企業のイメージアップに繋がる

身近な場所でプラスチックの削減活動に触れるなど、デリバリーの利用者である消費者全体の環境問題への意識が高まっています。博報堂が全国の20-60代の男女計6,000名を対象に実施した「生活者のサステナブル購買行動調査」では、およそ8割が「環境・社会に配慮した商品・企業」に購買意向を示しました。そのためエコなデリバリー容器を選んで使用していくことで、環境問題に関心を持って取り組んでいると消費者に好印象を与えることができます。

またプラスチック容器がデリバリーの主流にあるなか、率先して環境に配慮した容器を使用することで他の企業・顧客からの信頼度を高める効果が望めます。企業間の取引では、相手の会社が信頼できるかどうかが重要なポイントの一つになります。容器の素材に気を配っている企業は、環境問題に対し真摯に向き合い、問題解決に貢献していようとしている姿勢があると判断できます。その環境配慮の視点がイメージアップに繋がるのです。

おしゃれなイメージに

エコなデリバリー容器はデザイン性の高いものや、おしゃれな印象を受けるものがたくさんあります。つい写真を撮って共有したくなるような見た目の容器は、SNSなどで話題になることが多く、広い範囲の消費者に発信することができるでしょう。

また価格帯や中身が同じような商品の場合、消費者はデザイン性の良い容器の商品を選ぶ傾向にあります。おしゃれなデリバリー容器はSNSで発信されることで宣伝効果を生み、利用者を更に増やす手段になるのです。

エコなデリバリー容器に使われる素材


エコなデリバリー容器(カップとランチボックス)

環境に配慮したデリバリー容器は以下のような素材があります。それぞれの素材のエコな特長を紹介します。

バガス

サトウキビから砂糖の原液を搾った際に出る残渣がバガスです。バガスは年間約1億トン発生し、環境に良い素材のほかにも燃料などにも活用されています。燃えるゴミとして簡単に処理できるだけでなく、生分解性素材のため土に還る特性を持ち、もし外などに捨てられてしまっても環境への影響は軽微に抑えることのできる素材です。竹や麦などを混ぜることで、植物由来の非木材素材として容器に使用することが可能です。

紙もエコな容器の素材として用いられるものです。リサイクル率の高い紙類が好まれる傾向にあり、SNS人気の高いクラフト紙などもこうした素材で作られています。特に段ボールはリサイクル率95%という高い水準で、資源の有効活用に繋がるとして重用される素材の一つです。

また紙は一般的に水や油に弱いイメージがありますが、そんな紙素材の弱点を克服した容器製品も開発されました。内側にフィルム加工を施したものなどは耐水性・耐油性があり、デリバリー容器としての利用に十分な強度を持ちます。

バイオマスプラスチック

バイオマスプラスチックとは、石油を原料としたプラスチックとは異なり、植物などの生物由来の原料を用いて作られたプラスチックです。バイオマスとは生物由来の有機性資源のことであり、枯渇が危惧される石油や石炭などの化石資源の代替的な資源として注目されています。

このバイオマスプラスチックを焼却した場合、二酸化炭素を発生させないなど温室効果ガスの排出を抑制してくれるのが特徴です。限りある化石資源の節約や地球環境の保全に役立ちます。

しかしバイオマスプラスチックには、それだけで自然に還る海洋性分解性はありません。海に放置されてしまえば石油系の製品と同様に、海洋プラスチックの問題を引き起こすため注意が必要です。

容器スタイルおすすめのエコなデリバリー容器3選

ここからは容器スタイルおすすめのエコなデリバリー容器3選を紹介します。

エコ容器 BB竹バガス ランチ 240-240-2パルプモールド フードパック クラフト色【weeco】​


バガスと竹の混合素材を使用したエコな弁当容器です。バガスを原料したパルプモールドと更に強度の高い素材である竹を組み合わせた、衝撃に強い容器となっています。蓋が一体型で区画数が2つあるため、様々な具材を入れるのにピッタリです。
電子レンジには非対応で、また内側のコーティング加工はされていないため、ご飯などを直接入れると容器に付着する点に注意しましょう。環境省の推進するPlastic Smart(プラスチック・スマート)参加商品で、海洋プラスチック削減に貢献しています。

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エコ容器 WB麦バガス 弁当容器 23-17C ラミ パルプモールド 本体 白色【weeco】


バガスと麦を使用した混合素材の弁当容器です。本体にPLAフィルムを貼ってあるため、ご飯などの付着が解消されています。蓋は対応する製品別売のため、使用の際はチェックが必要です。耐水性・耐油性に優れ、区画数は4つ、電子レンジにも対応しているため弁当タイプのデリバリー容器に適しています。

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デリメイト 8080 クラフト【weeco】


ボックス型のクラフト紙がおしゃれな印象のエコな容器のデリメイト。SNSに投稿したくなるような見た目をしているのが特徴です。しっかりとした高さがあるため、ボリュームのあるメニューにも適しています。側面につまみがあるため、温めた後の取り出しの際の火傷の心配もなく安全です。

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まとめ
近年、消費者の企業選びの視点や企業間の取引では、どの程度環境への配慮をしているか、また環境問題にどんな意識を持って関わっているかが重要視される傾向があります。飲食店がその意識をアピールできる場の一つがデリバリー容器です。バガスや紙、バイオマスプラスチックなどの環境に優しい素材を選ぶことで、企業のイメージアップや集客効果が期待できます。



この記事を書いた人

長谷川 博俊(はせがわ ひろとし)

長谷川 博俊(はせがわ ひろとし)

2019年折兼に営業職として入社し、名古屋支社に配属。
現場での営業経験を積んだのち、2022年に通販事業部に異動。
通販MDとして容器スタイルの掲載商品数増や、名入れスタイルの顧客対応をしています。
MDとして培った商品知識を生かした記事を執筆していきます。

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